赤葉枯病  Colletotrichum gloeosporioides(不完全世代)、 Glomerella cingulata(完全世代)

1.生態と防除のねらい

病原菌は病葉及び病枝条で越冬する。病原菌の発育最適温度は24〜28℃で、6〜7月と9月頃の降雨が多い多湿時期に発生する。凍霜害や潮風害を受けたり排水不良等による衰弱茶園など、茶樹が弱った条件下で局部的に激発するが、茶樹の生理状態が良ければ感染しても発病しない。発病部位は葉及び新梢で、発病した葉は落葉しやすい。
防除は炭そ病と同時防除を行う。

2.耕種的防除

(1) 茶園の日当たり・排水を良くし、樹勢を維持する。

3.写真