その他のダニ類   

チャノナガサビダニ

 成虫で越冬し、成虫の体長は0.15〜0.20mmで、橙〜橙黄色で細長く体の前端部は幅広い。新葉・古葉の両方に寄生するが、やや成熟した新葉を好む。加害部は茶褐色となり、葉が萎縮し裏面にわん曲する。
 チャノホコリダニの被害に似ている。

チャノサビダニ

 成虫で越冬し、成虫の体長は0.13〜0.20mmである。一般に管理の届かない園に発生が多く、晩秋から早春にかけて多発する。新葉・古葉、葉の表面にも寄生する。加害部は暗緑色から暗褐色となる。

チャノホコリダニ

 成虫で越冬し、雌成虫の体長は0.2〜0.3mmで、雄はやや小さい。別名チャノキイロダニとも呼ばれる。卵は表面に白色の小顆粒があって、形はラグビーボールに似ている。新葉の裏面に群生し、未熟な葉を好む。加害された葉は、裏面が褐変し縮れる。
 最近は増加傾向がみられる。卵から成虫までの期間が短く発生回数が多いので、発生が多いときは防除を5日おきに2〜3回実施する。