チャノミドリヒメヨコバイ(チャノウンカ)

1.生態と防除のねらい

 成虫で越冬し、年5〜8回発生する。成虫は体長約3mmで全体淡緑色の半翅目昆虫である。春芽の生育が始まる3月下旬〜4月上旬に新芽に集まって加害、産卵し、4月中〜下旬に第1世代成虫が発生する。その後、成虫・幼虫・卵がいつも見られ新葉を吸汁加害する。二番茶期から秋にかけて発生が多く、特に夏から秋に雨が少ないと多発する。被害を受けると茶芽の伸育が悪く新葉は萎縮し黄色化する。食害芽は赤葉枯病に感染しやすく、葉先から葉縁にかけて枯れる。
 各茶期の摘採後の防除と二・三番茶と秋芽の開葉期を重点に防除する。
 たたき落とし法(B5版)で4頭以上の場合は防除する。

3.写真