ダイズアブラムシ 

〈生態と防除のねらい〉

 一般に6月中旬〜下旬頃から有翅胎生雌虫の飛来が認められ、10月下旬頃有翅虫が現われるまで13〜14世代を重ねるようである。秋大豆の被害は7〜8月の生育初期に最も大きく、アブラムシの寄生数も多い。おもな寄生部位は心葉で、その他葉の裏、葉柄、茎、若い莢などに群がって吸汁する。そのために、心葉は著しくちぢれ、生育を害し、結実が悪くなる。またウイルス病(ダイズモザイク病、ダイズ萎縮病)の媒介虫として重要視されている。
 ほかに、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシも発生する。

〈写真〉


葉裏のアブラムシ


アブラムシ(成虫、幼虫)