シロイチモジマダラメイガ 

〈生態と防除のねらい〉

 九州で年4回発生すると思われるが、はっきりしない。極早生から極晩生の各熟期のダイズを加害する他、ササゲ、エニシダ等のマメ科植物の子実でも世代を経過するものもあると思われるが、その実態はよくつかめていない。
 大豆では莢の根元付近に産卵し、約1週間でふ化する。ふ化幼虫は子実を移動食害して3〜4週間で蛹化する。越冬は老熟幼虫態で、浅い土中で行われる。
 耕種的な対策はまだよくわかっていない。
 薬剤防除は莢がある程度伸長し、子実の肥大し始める幼虫食入期をねらうのが有効である。