カンザワハダニ
〈生態と防除のねらい〉
高温乾燥の天候が続いた場合、ダイズの葉が褐変して急激に枯れ上ることがあり、乾燥害の被害をハダニが助長している場合がある。年数世代をくりかえし、葉裏に寄生加害して落葉をおこし、生育中〜後期の発生は稔実に悪い影響をおよぼすようである。茎葉が繋茂している上に葉裏に寄生しているので、薬剤散布は葉裏にも十分散布しないと効果が上がらない。生き残ったハダニの密度回復が早いので、乾燥など環境が発生に適している時には、薬剤散布回数を多くする必要がある。
〈写真〉
被害葉
被害株