ネコブセンチュウ類〈生態と防除のねらい〉サツマイモネコブセンチュウ、ジャワネコブセンチュウなど数種が寄生する。夏大豆と秋大豆に発生し、秋大豆の生育初期の発生被害が最も顕著である。1世代およそ30〜50日で年数世代を繰り返し、卵または幼虫態で土壌中で越冬する。幼虫が根に侵入・定着すると根組織が肥大し、根こぶを形成する。それによって、根の維管束組織が破壊されるため、地上部が生育不良となり、甚だしい場合は萎凋や黄化症状を呈する。 粘土分の少ない砂土や火山灰などの軽い土で、有機質に乏しく肥沃度の低い場合に被害が甚だしい。水温30℃以上で湛水期間が長いと効果が高くなり、約30日で防除効果がある。 〈耕種的防除法〉ミナミネグサレセンチュウに同じ〈薬剤防除法〉ミナミネグサレセンチュウに同じ |