6.バッタ類

1.生態

 バッタ類の生態に関する報告は少ない。コバネイナゴでは5月中旬 〜下旬に幼虫はふ化し、その後6〜7回脱皮して8月中旬頃から成虫が出現する。成虫の寿命は約80日で、産卵数は1000卵にも及ぷ。コバネイナゴの他に、トノサマバッタ、ヒシバッタ、オンブバッタによる食害も農作物で見られる。コ才ロギ類と同様、周辺の雑草等に生息している個体が、ほ場に侵入し、食害すると考えられる。

2.防除のねらい

 ほ場外の生息場所、特にイネ科雑革等での生息密度を低下させるような防除が必要である。

 参考文献 芝生の病害虫と雑草 細辻豊二・吉田正義 (1979)全国農村教育協会