2.黒斑病  Septoria chysanthemella
  褐斑病  Septoria chysanthemi-indici

1.生態と防除のねらい

 両病害の病微は非常に類似し、区別がつけにくい。
被害部で越年し、翌年下葉から発病してくる。潜伏期間は、28℃で20日前後で長い方である。したがって発病後の防除では手おくれになるので、予防的散布が必要である。
 多湿や肥料切れした場合には、発病が多い。露地栽培では、梅雨期に発病が多い。電照ギクなど施設栽培では、周年発病を認める。
 

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)無病ほ場から苗穂を採取する。
(2)ほ場は、多湿にならないよう排水、通風及び採光をよくする。
(3)肥料切れしないよう肥培管理をよく行う。
(4)被害葉を除去、焼却する。
(5)かん水の際、土がはね上がらないよう注意する。