4.ウイルス病

 ・CMMV(キク微斑ウイルス)
 ・CVB(キクBウイルス)
 ・CMV(キュウリモザイクウイルス)

1.生態と防除のねらい

 一般的にはCMMV、CVBが多く感染していると思われる。症状はウイルス単独感染で軽く、複合感染した場合にひどくなる。モザイク症状は品種によって程度に差があり、軽いモザイク症状から、えそ状斑紋を生じるものがある。被害がひどい場合には草丈が短くなり、花形が変形し花色が退色することがある。
 伝染は、り病株からの苗採取によって行われることが多いと思われる。又アブラムシによって媒介されるほか、汁液伝染も行われる。防除は健全株を選んで無病穂を用いることが最も大切である。又、育苗期から本田初期にかけてアブラムシ防除を徹底する。