3.ヒラズアザミウマ

1.生態と防除のねらい

 ヒラズハナアザミウマは年間10回前後発生をくり返し、卵、幼虫、成虫態で越冬する。成虫、幼虫ともに表層をなめ、吸汁し、特に花弁の組織を傷つける。
 一般に、早春から秋にかけて活動しているが、梅雨明け後、干天になると多くなる。
 また、冬季でも温室、ハウス内で発生を認め、キクのほか、カーネーション、ダリア、べゴニア、カトレア、その他の花にも寄生する。ほ場周辺の雑草や他の作物にも寄生しているので、防除を徹底する。