5.キクスイカミキリ

1.生態と防除のねらい

 デージー、アレチノギクなどキク科の植物を加害し、年に1回発生する。
成虫は体長7〜10mmの黒色のカミキリで胸背に赤褐色の円紋がある。5月上旬〜中旬及ぴ8月ごろから活動する。産卵する際、新芽(芽先より5〜1Omm)を傷つけるので、急にしおれ、手で引くと簡単に取れる。ふ化した幼虫は茎内に食い入り、髄を食害する。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)被害を受けた新芽は、被害部より5〜6mm下から切り取って処分する。
(2)成虫を捕殺する。
(3)被害茎は、地ぎわから折れるので、根元に土寄せすると被害を軽減できる。