7.オカダンゴムシ

1.生態と防除のねらい

 成体で越冬し、年間4〜5回発生するが極めて不規則で、3月から11月まで常に成体、幼生がみられる。生活には湿気を必要とし、湿気が多く蒸し暑い時には多発する。また水湿があれば食物がなくとも20日位は生存するが、乾燥した砂の中では5日位で死ぬ。寒さに弱くはげしく結氷すると越冬できない。日中は有機物の積んであるところや雑草の中などにいる。若芽、若苗の茎葉を食害する。ダイコン、野菜類、ナタネ、ウリ類、イチゴ、サツマイモ、ナス、タパコ、キクなどを加害する。腐敗したサツマイモ、ジャガイモ、ダイコンや未熟たい肥、馬ふん、牛ふんやゴミによく集る。