8.ハスジカツオゾウムシ

1.生態と防除のねらい

 年1回の発生で成虫は5〜6月頃多く出現するが、成虫の寿命が長いので遅くまで見られる。出現した成虫はキクの株元の茎内に1卵ずつ産卵し、ふ化した幼虫が茎内の髄部を食害するため被害株は立枯れ症状を呈する。キク科のヨモギ、アザミ等を好むのでそれらの雑章が周辺に多い畑で被害が多い傾向にある。