3.黒星病 Diplocarpon rosae

1.生態と防除のねらい

 病原菌は、野外では枝や落葉の病斑部で菌糸や子のう胞子状態で越年し、施設栽培では4月ごろから発生し、ひどくなると落葉する。5〜6月及び秋季の多雨期には発病が著しい。分生胞子発芽の最適温度は20〜25℃で、多湿条件下では6〜9時間で発芽して侵入する。施設栽培では発病は少ない。多発病枝は除去、多発園では休眠期防除を徹底する。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)落葉を焼却し、病枝もできるだけ除去、焼却する。
(2)密植を避け、通風を良くする。   

3.写真

 
黒星病

 写真:福岡県園芸・茶病害虫図鑑より