4.枝枯病 Coniothrium fuckelii

1.生態と防除のねらい

 病原菌は被害株上で柄子殻の形で越冬し、翌年の伝染源となる。翌年、多湿時や木が弱ると活発になり、多くは傷口から感染する。病微は枝のまわりが紫色で中央部が褐色の病斑である。その後、病患部に裂け目ができ、まわりは黒褐色となる。
 枝が傷んだ場合に感染しやすいので、剪定傷口は整理し、強健な枝をつくれば発病は少ない。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)病枝を除去、焼却する。
(2)剪定等の傷口は接ロウなどを塗布する。
(3)樹を強健にするように管理する。