1.萎ちょう病 Fusarium oxysporum Schlechtendahl f.sp.
dianthi
立枯病 Fusarium roseum Link f.sp. cerealis Fusarium
tricinctum
1.生態と防除のねらい
本病菌は土壌病原菌であり、土壌中で越年し、地際や根に傷がつくと発病しやすい。病株からの採穂は、保菌しているおそれがあるので、発病ほ場の株からは採穂しない。外見上発病が認められない株でも保菌しているおそれがある。発病ほ場から他の健全なほ場への出入はさけ、やむを得ない場合には、よく手足などを洗ったのち出入する。
発病後の防除は、期待できないので発病しないように注意する。臭化メチルくん蒸剤で処理した土壌に植付けると、苗が枯死するので、絶対に使用しない。
2.防除法
○土壌消毒
○耕種的防除
(1)発病ほ場から採穂しない。
(2)茎や根に傷をつけない。
(3)被害株を周囲の土とともに除去する。
(4)被害株や病土を持ちこまないようにする。
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