6.茎腐病  Rhizoctonia solani

1.生態と防除のねらい

 病原菌は土壌伝染性の糸状菌であり、菌糸及び菌核の形で被害株残渣とともに土壌中で越年し、翌年の伝染源となる。地際の茎の表面から濃茶褐色に腐敗し、病勢が進むとともに茎内部まで侵され、下葉は枯れ上がり、根も腐敗する。このため、地上部は生気を失い、やがて枯死する。25〜30℃で多湿の場合に発病しやすく、連作圃場でも発生しやすい。
 共通病害の苗立枯病の項参照

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)連作を避ける。
(2)被害株は早めに除去し、土中深くに埋没または焼却処分する。
(3)多湿を避け、通風、換気を図る。