1.チャノホコリダニ

1.生態と防除のねらい

 草花ではガーベラのほかキク、ダリア等、野菜ではナス、キュウリ、トマト等、永年作物ではチャ、ミカン、ナシ等に寄生することが知られている。枯死株の茎葉、枯死したナスの果実内部等で越冬する。低温にかなり強い害虫である。成虫は新芽の伸長とともに成長点、若葉に移勤し葉では裏面に寄生して加害する。
 発生は7〜9月高温、乾燥が続く年に多い。露地栽培では8月中、下旬に被害が多い。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)被害株・被害茎葉は早期に除去、焼却する。
(2)ほ場周辺の花き、庭木、雑草などでも本虫の発生に注意し、発生を認めた場合には薬剤    散布や除草を行う。