1.モザイク病 CVB(キクBウイルス)

1.生態と防除のねらい

 キクBウイルスの感染による。 発生は株全体であるが、病微はほとんど見られないこともある。 発病すると葉が小型になったり、奇形になったり、葉色がやや黄化気味となり、モザイク症状がみられる場合もある。 また、花に白い斑らしいものが入る場合がある。 媒介虫であるアプラムシが多くなる作型で、発生が多い。 発病適温は15〜25℃前後で、高温期と低温期ではウイルスの増殖が少なく、発病も少なくなる。 汁液伝染するので注意が必要。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)株全体を定植する。
(2)アブラムシが飛来する黄色(敷ワラ等)の資材は使用しない。
(3)寒冷紗被覆栽培を行う。
(4)シルバーテープ等によってアプラムシの飛来を回避する。
(5)発病株は発見次第抜き取って焼却する。