1.葉枯病 Septoria gentianae
        Sgentianicola

1.生態と防除のねらい

 病原菌は、被害茎葉に生じた柄子殻で越年し、翌年4月下旬、平均気温15℃前後から新葉に感染し、下葉から上方に枯れ上がる。多湿や肥料切れの場合には、発病が多く、普通5〜9月、特に6月下旬〜7月の発病が多い。
 潜伏期聞は、20日前後で長い方である。したがって、発病後の防除では手おくれになるので、予防的に防除することが大切である。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)被害葉を除去、焼却する。
(2)わら又はプラスチックフイルムでマルチを行う。
(3)ほ場は、多湿にならないよう排水、通風及び採光をよくする。
(4)草勢の弱い株ほど発生しやすいので、採花数や肥培管理に注意する。