2.褐色根腐病 Pyrenochaeta spp.

1.生態と防除のねらい

 発芽2か月ごろより発生する。最初根に水浸状の淡褐色か茶褐色の斑点状病斑が現われる。その後拡大し、根の周囲に及ぷようになる。地上部では下葉から葉色が黄化し、生育が抑制される。その後病勢が進むにつれて根の腐敗した部分が消失したり、表皮が裂開して剥げ落ちたり、根部組織がコルク化するために、次第に株全体が枯死する。とくに連作地や多湿地で発生が多くなる傾向が見られる。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)連作を避け、排水を行う。
(2)健全苗を定植する。
(3)温湯消毒
   苗の定植前に45℃の30〜60分浸漬。