2.リンドウホソハマキ

1.生態と防除のねらい

 終令(5令)幼虫が枯れた茎の中に粗いマユを作って越冬し、4月下旬〜5月中旬に蛹化する。越冬世代成虫は5月中旬〜6月上旬、第1世代成虫は7月、第2世代成虫は8月上旬〜9月上旬に発生し、7月に被害が多い。成虫は葉裏に1粒ずつ産卵し、総産卵数は100〜120個である。
 幼虫はリンドウ、ミヤマリンドウ、センブリなどの茎葉を食害する。ふ化幼虫が葉肉内に潜入し食害する。2〜3令幼虫は茎のずい部を上下に食い荒らす。

2.防除法

  ○耕種的防除
(1)被害茎を除去焼却する。