4.角斑病 Xanthomonas campestris pv. gummisudans

1.生態と防除のねらい

 病菌は細菌で、球茎や被害葉又は土壌中で越年し、雨摘や灌水の際の土とともに葉に到達し、増殖した後、傷口や気孔から体内に侵入する。
 また、病斑上に生じた菌によって二次感染する。発生は高温(約30℃)多雨の際に多く、窒素質肥料の多用で多発する。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)連作をさけ、種球は無病のものを使用する。
(2)被害葉を集めて焼却し、ほ場を清潔にする。
(3)敷わら又はプラスチックフィルムでマルチを行う。
(4)石灰を十分に施用し、土壌pHを適正に保ち、多窒素をさける。
(5)ほ場の排水をはかる。