1.フキノメイガ

1.生態と防除のねらい

 本害虫はアワノメイガによく似ているが、オスの中脚脛節の毛が長く容易に見分けがつく。被害茎内の老熟幼虫で越冬し、5月中旬から成虫が出現しでくる。成虫は活発なカで、昼間はダリアの葉のうらに静止しているが、夜間に活動し、燈火にもよく飛来する。
 発生は年3回で、5月、7月中旬、8月中下旬にピークがある。しかし、2回以降は発生がかなり乱れる。
 本種の分布は広く、かつきわめて雑食性で、各種作物のほか雑革にも寄生する。ダリアは必ずといって良いほど本種の被害をこうむるため予防対策が必要である。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)被害株は見つけ次第焼却する。
(2)近くに作物が植えられている時は、防除困難であるため、防虫網等の施設を行う。