2.葉枯病 Botrytis elliptica

1.生態と防除のねらい

 菌核や被害部の菌糸で越年し、温室では分生胞子でも越年する。多湿条件下で発病しやすく、露地栽培では6月の梅雨期ごろに多発し、温室栽培では、かん水過多など多湿の場合には発病が多い。防除には湿度の低下を図ることが重要である。発病後の防除は難しいので、発病前から予防散布を行う。
 採花期近くの水和剤の散布は汚れが生じるので、儂度は低めにして予防散布を徹底する。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)被害茎葉を、早めに除去、焼却する。
(2)排水をはかり通風採光をよくする。
(3)マルチを行う。