4.炭そ病 Colletotrichum liliacearum
        Colletotrichum lilii

1.生態と防除のねらい

 菌糸が、被害部で越年し、葉、花、りん茎に発病する。りん片の発病部が、第1次伝染源になっている場合が多く、りん茎の植付け前消毒を行うと有効である。
 品種別の耐病性は次のとおりである。
 
テッポウユリ ひのもと
ジョージア
スカシユリ やや弱 千草、黄透
ヒメユリ
カノコユリ
スカシユリ系 明綿、清津紅、千代の光

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)無病りん片を繁殖用に使用する。
(2)被害病球のりん片及び葉は、除去、焼却する。
(3)排水をはかり多湿をさける。
 ○りん茎の消毒
 球根消毒の項参照