7.白色疫病 Phytophthora porri

1.生態と防除のねらい

 病原菌は藻菌類の一種で、卵胞子や厚膜胞子が土中で越夏し、伝染源となる。発育適温は15〜20℃で30℃以上では発育しない。本菌はタマネギ、ネギ、ワケギ、ニラ、ノビル、チューリップ、ヒヤシンスなどを侵す。
 低温、多湿の場合に発生が多く、気温の上昇にともない病勢はおとろえる。
 本病は土壌伝染するため発生地での連作をさけるか、土壌消毒を行う。発病後の防除は困難であるので、早期防除を徹底する。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)発病ほ場での連作をさける。
(2)低湿地のほ場はさける。
 ○土壌消毒