1.シロオビノメイガ

1.生態と防除のねらい

 濃褐色に白い帯紋をもつ小型の蛾で、昼間は葉裏にかくれ、夜間に活動する。年に5〜6回の発生で、成虫は6月ごろから現れ、7〜8月に多く、11月まで発生する。葉裏の葉脈に沿って1〜5粒産卵する。
 若令幼虫は葉脈にそって粗く糸をはいて葉肉のみを食害する。成長につれて葉をつつりあわせて生息する。さわると糸をはいて落下する。浅い土中でさなぎとなり、うすいマユをつくる。
 コキアなとのアカザ料の花や、ホウレンソウ、フダンソウなどにも加害する。花を食害すると体色は赤花では淡赤色となり、保護色を呈する。