1.ウイルス病 CMV、TuMV

1.生態と防除のねらい

 株全体に発生、病株は葉が小形になり、奇形になったり株が萎縮する。花茎は萎縮し、花がつかない。
 CMVは寄主範囲の極めて広いウイルスである。CMVは汁液伝染、モモアカアブラムシなどによる非永続型の伝搬をし、一般に種子伝染、土壌伝染をしない。接触伝染はまれにある。TuMVは汁液伝染もするが、主にアブラムシによって伝搬される。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)被害株は伝染源になるので、見つけしだい抜き取り処分する。
(2)いずれのウイルスもアブラムシによって伝搬されるのでアフラムシの飛来を防止する。