4.萎ちょう病 Fusarium oxysporum Schlechtendahl f. sp. conglutinans

1.生態と防除のねらい

 定植1ケ月ごろから発病し始め、施設栽培では10〜11月に多い。6〜7葉期頃より下葉から葉脈に沿って退緑黄化症状が昆られ、徐々に上位葉へ進展するとともに下葉から枯死する。枯死株の株元茎部には白色の菌そうが見られることがある。病微の見られる葉柄墓部や茎の維管束は褐変している。
 病原菌は土壌中に生存し、連作により次第に被害が増加する。又、一部種子伝染もするので種子は無病畑から採種する。

2.防除法

○土壌消毒
○耕種的防除
(1)発病地は連作をさけ、輪作を行う。
(2)畑の透排水性を良くする。
(3)種子は無病畑から採種する。
(4)被害株は直ちに除去、焼却する。