1.斑点細菌病  Xanthomonas campestris pv. begoniae

1.生態と防除のねらい

 夏から秋に葉に発生する。初め針頭大の暗緑色の小斑点を生じ、しだいに拡大して5〜10mmの円形または不正形の病斑となる。病斑の色は褐色または黒色で、まわりは水侵状で黄色くぼやけている。病斑は雨天には破れて孔があき、また多数の病斑が融合すると葉は枯死する。
 プレジデントカルノーと木立性のレックスベゴニアに発生が多く、ローレインベゴニアや球根ベゴニアは発生しにくく、ベゴニア・センパーフローレンスと普通のレックスベコニアはほとんど発病しないといわれるが、リーガーベゴニアは発病しやすい。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)弱い種類や品種は温室内で栽培し、雨にあたらないようにする。
(2)カリが欠乏すると発病が助長されるといわれているので、施肥に注意する。
(3)発病葉は除去、焼却する。