3.苗黒腐病 Pythium ultimum

1.生態と防除のねらい

 葉、バルブ、根に発生する。葉では、はじめ水侵状の小さい斑点を生じ、株全体にひろがって黒褐色に腐敗し枯死する。バルブでは淡黄色の病斑を生じ、次第に褐色から黒褐色になる。本病原菌は被害部に分生胞子と卵胞子をつくる。水によって伝播する。多湿時に発生しやすい。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)発病株は早く取り除く。
(2)株間は十分あけて通風をよくし過湿にならないようにする。
(3)発病したら、株の上部から灌水しない。