1.ブラウンパッチ Rhizoctonia solani Kuhn

1.生態と防除のねらい

 病原菌はリゾクトニアである。発生は6月ごろからみられ、7〜8月にかけて最盛となる。径1m前後のほぼ円形で幅5〜10cmの紫緑〜暗緑色の輸紋状斑を作り、やがて褐色であるリング状の病斑を形成する。しかし、リングの内部は淡緑色となるが、枯れることはない。
 本病は、朝露や雨摘などがいつまでも乾かないで高温が続き、特に夜間が高温の場合には激発する。また、酸性土壌で刈り込み回数が多いと発生が助長される。

2.防除法

 ○耕種的防除
(1)排水を良好にし整地を平均にする。