2.胴枯病 Diaporthe spp.

1.生態と防除のねらい

 苗木、若木、成木に発生する。若木では、移植当年から翌年にかけ、地際部に胴枯れ症状を起こす。また、定植木では、小枝から太枝・幹へと胴枯れ症状が移行し、ついには衰弱枯死する。ヤマモミジ系統の栽培品種に多い。

2.防除法

(1)移植時には丁寧に掘取り植栽する。
(2)寒風害対策を行う。
(3)被害部を健全部を僅かに含むように切除し、焼却する。
(4)太枝・幹の切り口には、トップジンMペーストを塗布する。