3.とうそう病 Sphaceloma zelkovae

1.生態と防除のねらい

 苗木および成木の春と秋の若葉に発生することが多い。葉に淡褐色水浸状の小点を生じ、径1mm大の中央部が白色で、のちに孔があく小円斑となる。病斑は、1葉に多数生じ、多くは葉脈に浴って生ずるので幼葉は奇形を呈する。湿潤時に葉脈上の病斑に白色粘塊を生ずる

2.防除法

(1)秋から病落葉を集めて焼却する。
(2)被害株には、冬期に石灰イオウ合剤を散布する。
(3)毎年発生を見るところでは、4〜6月と9〜10月に殺菌剤を散布する。

3.写真

 
ウメモドキの病葉 ウメモドキの病葉
ヤツデの病葉

 写真:福岡県園芸・茶病害虫図鑑より