3.ケヤキヒトスジワタムシ(ケヤキハフクロフシ)

1.生態と防除のねらい

 ケヤキの葉表にできる虫こぷで、アブラムシの一種のケヤキヒトスジワタムシが寄生することによって形成される。新葉の展開と共に孵化幼虫による虫こぶができ、虫こぶから生まれた第二世代は夏の間、タケ、ササ類の根に移動・繁殖し、秋にケヤキに戻り樹皮の間などで親虫体内の卵態で越冬する。

2.防除法

(1)ケヤキの近くにタケ・ササ類を植栽しない。
(2)防除は新葉の展開期に行う。