2.幼果菌核病 Monilinia Kusanoi
3.灰星病    Monilinia fructicola

1.生態と防除のねらい

 両病害とも、開花・開葉期に花、新梢部、若葉及び果実が侵され、熱湯を浴びたように軟化、褐変腐敗し下垂する。病患部には、灰白色紛状物が形成される。
 幼果菌核病は罹病して落下した果実で越冬し、翌春淡褐色小型杯状のきのこを生じ、胞子を飛散して伝染する。また、灰星病は、秋まで被害が続き、先枯状の被害枝上で越冬する。

2.防除法

(1)冬期に病枝条を除去し、落下果実を集めて焼却する。
(2)毎年発生するところでは、予防的に殺菌剤を散布する。