4.環紋葉枯病 Cristulariella moricola

1.生態と防除のねらい

 6月頃から葉に灰白色の3cm大のはっきりした輪紋状斑点を生ずる。本病は夏以降に多発し、湿潤時に急速に病状が進展し、乾燥時には停止する。病斑裏面には白色虫卵状ないし糸くず状で粉状の繁殖体が多数形成され、また黒色の菌核を生ずる。病落葉上に作られる菌核で越冬し、翌年の伝染源になるものと思われる。 

2.防除法

(1)病落葉を集めて焼却する。
(2)本病原菌は多犯性の菌で、他の雑革や雑木にも発生するので留意する。