1.赤枯病 Cercospora sequoiae

1.生態と防除のねらい

 5月中旬頃から下枝に赤褐変する針葉が出始め、盛夏から急激に拡大し、激害となる。
 病針葉は赤褐色からこげ茶色に変わり、その上に多量の毛ば立った暗緑色のすすかび状物を生ずる。苗木では枯死することが多く、刈り込みが行われる生け垣や枝物栽培用木は、苗木と同じように激しく発病する場合がある。
(エンコウスギ、ケイカンスギ、メジロスギ、オキナスギ、ヨレスギ、ラクウショウ、スイショウなど)

2.防除法

(1)発病苗、発病枝は除去・焼却する。
(2)毎年発病する場所では、予防的に薬剤散布を行う。