1.スギノハダニ

1.生態と防除のねらい

 初夏にスギの葉が退色してから気づくことが多い。小枝を紙の上で叩くと微少なアカダニが見つかれば本種であろう。雌の体長は0.4mm卵形、雄はやや小さく逆三角形でいずれも燈色である。スギ葉上の卵で越冬し、4月に孵化したあと11月頃まで年10回以上世代を繰り返す。加害部にクモの巣状の糸をかけ、葉は部分的に枯死褐変する。密度が高まるのは5〜6月と9月頃だが、空梅雨の年は被害が出やすい。

2.防除法

 共通害虫 ダニ類の項参照