1.実腐病 病原末定

1.生態と防除のねらい

 花、花梗、果実、葉、茎を侵す。花では開花期に小さな花が褐色に腐敗し、結実せずに枯死する。また、果実が侵されると褐色に変色し、次々に落下する。葉の病斑は4月頃から出始め、果実、果房は6月中・下旬から発生しはじめ、7月に急速に進展する。夏期の多雨、低温、9月の多雨が発病を助長する。

2.防除法

(1)発病株や芽は除去・焼却する。
(2)竹すだれによる遮光は、発病を軽くするが、ナイロン性寒冷紗による遮光は発病を助長する。