2.立枯病 Erwinia sp.

1.生態と防除のねらい

 葉は、葉柄部に2〜3mmの褐変部ができて、落葉しやすくなると同時に、主脈を中心に葉脈に沿って暗紫褐色の不規則な変色斑が作られる。茎では、2〜6cmのところが最初肥大気味になり、のちにしわが出来て陥凹し、暗紫褐色のリングとなる。暗紫褐色部は地際部にも生じ、枯死後はサヤ状に剥離する。春と秋に多発する。

2.防除法

(1)土壌や罹病苗、特に罹病苗で伝搬することが多いので注意する。
(2)地下水の高い多湿畑や凹地での発生が多いので注意する。
(3)線虫が伝搬を助長していると推察されているので、線虫の防除を行う。