2.タケノホソクロバ

1.生態と防除のねらい

 タケ、ササの葉を幼虫が食害。年に2ないし3回発生する。葉の黄褐色の扁平なマユの中で越冬し、最初の成虫は5〜6月に発生し、葉の裏に卵塊を産みつける。若齢幼虫は集団で葉裏を食うため、このころ葉が白くなって被害に気づくことが多い。成長にしたがい葉全体を食うようになる。幼虫は毒針毛を持つ。

2.防除法

(1)群集幼虫期に葉ごと除去。
(2)発生の多い株は古い竹竿をマユごと切り取り焼却。