5.オリーブアナアキゾウムシ

1.生態と防除のねらい

 幼虫がイボタ、ネズミモチ、オリーブの材部を食害する。成虫は3月下旬から11月まで長期間活動し、成虫または幼虫で越冬する。春に産卵されたものはその年の夏から秋にかけて羽化するが、夏以降の産卵では羽化は翌年の初夏となる。成虫は夜行性で、昼間は被害木の凹所や枝の基部に静止している。産卵は地際部の樹皮下に多い。

2.防除法

(1)成虫の捕殺。
(2)地陰部に紙を巻くなどの産卵防止。