1.モモハモグリガ

1.生態と防除のねらい

 例年被害はそれほど多くないが、年により大発生することがある。成虫態で越冬し、年7世代を経過する。越冬成虫は4月中旬頃から現われて、新葉に産卵する。本種は突発的に大発生する傾向にあるので常に発生に注意し、特に第1世代幼虫の密度はその後の発生を左右するので注意する。防除は袋掛け前と梅雨明け後の時期に重点をおき、この時期に発生を認めた場合は的確に防除する。