1.葉さび病 Melampsora spp.

1.生態と防除のねらい

 新葉展開後まもなく発病し、5月上旬〜7月上旬及ぴ9月下旬〜10月下旬に多い。葉の裏に黄粉を生じ、感染を繰り返す。秋口から黄粉にかわって暗赤褐色のかさぶた状物が作られる。激しいと葉は枯死し、翌年の花弁が分化しない。病原菌は、病落葉中で越冬し、翌春中間寄主(ケシ科植物、ユキノシタ科植物、カラマツ)に伝染して、中間寄主葉上に黄粉を形成して、ヤナギに感染する。

2.防除法

(1)枯れ枝、落葉等を除去、焼却する。
(2)毎年発病する場所では、予防的に殺菌剤を散布する。