ロウムシ類 

1.生態と防除のねらい

カンキツを加害するロウムシ類にはルビーロウムシ、ツノロウムシ、カメノコロウムシの3種が知られている。いずれも成虫態で越冬し、幼虫が6月中旬〜7月下旬に年1回発生する。
防除は幼虫の発生がほぼ終了し発育が進んでいない時期(7月中下旬)をねらって散布する。
なお、上記のロウムシ類には自然発生の寄生蜂がいるので、薬剤の種類と散布時期を工夫して天敵の保護利用をはかる。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 寄生の多い枝は剪定の際などに努めて除去し埋没又は焼却する。

3.写真 


ルビーロウムシ雌成虫

ルビーロウムシ雌成虫と孵化幼虫

ツノロウムシ雌成虫