ハマキムシ類 

1.生態と防除のねらい

 カキを加害するハマキムシとして数種が如られているが、本県で多いのはチャノコカクモンハマキとチャハマキの2種である。いずれも幼虫態で越冬し、チャノコカクモンハマキは年間4〜5回、チャハマキは3〜4回発生する。発生期間が長いので常に各態の虫が混発している。そのため、はっきりした防除適期を知ることは困難である。
 防除は幼虫加害期である開花期〜9月に3〜4回行う。幼虫は葉と葉が重なった部分や、ヘタと果実の間に多くひそんでいるため、高圧に十分に散布することが大切である。
なお、茶や観賞樹にも多く寄生し、これが発生源となっている場合が多いので、これらの発生にも注意し、同時防除をはかる。

2.写真 


被害果

幼虫