カキノヘタムシガ(カキミガ) 

1.生態と防除のねらい

 成虫は5月中旬〜6月中旬と7月中旬〜8月中旬の年2回発生する。卵を主として芽部付近に産付し、1週間内外でふ化する。ふ化幼虫は芽に食入し、1〜2齢は芽を転食してすごした後、果実に移動し、果梗やへた部から食入する。
 なお、幼虫の発生期は年により変動するので発生予察を行い、的確な防除時期を把握することが大切である。防除時期としては発蛾最盛期の約10日後に1回散布する。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 水圧式粗皮はぎ機や器具を使って冬季に粗皮を削り越冬密度の低下をはかる。
 (2) 被害果は初期に処分する。

3.写真 


被害果(果梗部の虫糞)

成虫